大蜘蛛は想像以上に俊敏で振り切れずにいた

そうこういている内にいつの間にか小蜘蛛に周りを囲まれて、気付いた時には既に遅く糸を避けきれなかった

糸は見た目以上に強靭で引きちぎることは不可能だった

徐々に糸に絡め取られ自由に飛び回れなくなってくる

そうしてる内に高度を維持出来なくなり地面に降りてしまう

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一度地面に落ちたが最後容赦なく糸に絡めとられていく

こうなってしまうともう完全に抵抗する術はない

そして蜘蛛は少しずつ間合いを詰めてくる

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小蜘蛛が周りを取り囲み大蜘蛛は上から覆い被さるようになっていた

完全に糸にからめとられ頭を出しているのが精一杯だった

この状況を何とかしようと抵抗するような動きは感じられていたが徐々にそれも弱くなってくる

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頭も大蜘蛛の口から伸びる触手に絡めとられ尾羽が少し見えるだけとなった

時間が経つにつれ、糸の量は増えていきいよいよ抵抗の動きは小さくなってくる

そして完全に抵抗がなくなると小蜘蛛は糸を出すのを止め糸の中に潜り込んでいった

そして何かを舐めているような音がかすかに響きはじめた